2007年03月07日

東京都知事選挙まであと31日

東京都知事、現代美術を腹にすえかね
石原慎太郎.gif
カルチエ財団、展覧会の開会式でとんだ「とばっちり」
東京特派員ミシェル・テマン
2006年4月24日 リベラシオン
木曜〔4月20日〕、午後6時過ぎ、東京都現代美術館(MOT)――10年前、木場公園に建設された巨大な建物――の大ホールに、各界の著名人を含む1500人の人々が招かれ、この春もっとも注目される文化イベントの開幕セレモニーが行われた。1年前からパリと東京のカルチエ社スタッフが準備を進めてきた「カルチエ財団所蔵現代美術コレクション」の会場が、ついにその門扉を開け放とうとしていたのである。門扉といっても、ただの門ではない。入り口は高さ5メール、スライド式の巨大な壁でできており、招待客らはそこを通って一般公開前の会場内に導かれるのだ。4つのフロアにわたって19室を占める展示場は、まるで迷宮のよう。美術館の建物がそっくり芸術の宮殿に変身し、現代美術の偉業に捧げられた趣である。
「彼は酔っぱらってるのか?」――普通、日本の式典は、ありがたいお言葉をもって華やかに開会を告げる。この日、開会の式辞の栄に浴したのは、炎と燃える(そして炎を燃やしたがる)東京都知事、石原慎太郎、73歳である。彼の隣には、カルチエ・インターナショナル会長ベルナール・フォルナス、東京都現代美術館館長・氏家齊一郎、カルチエ財団理事エルヴェ・シャンデスも顔をそろえている。会場のざわめきが徐々に静まる。しかし、石原は何も事前の準備をしていなかった。マイクを手に、正面の巨大スクリーンを見据えながら(そこには、硫黄質の雲、ボンデージ・アートの作品、暗殺された写真家アレール・ゴメスによる裸体などが映し出されている)、石原は、いくぶん口ごもりながら、いつもながらの歯に衣着せぬ言辞を繰り出した。
「都知事は酔っぱらってるのか?」――彼の最初の数語に「ショックを受けた」ある日本の有名スタイリストが首をかしげる。実のところ、東京都知事は、フロアの招待客たちを前にして、いつもながらのお家芸を披露してみせたにすぎなかったのだ。彼はすべてをぶち壊しにしてやろうと考えた。手加減などまったく抜きにして、彼は現代美術をこき下ろし、愚かしくもそれを西洋芸術だけの専売品のごとく描き出してみせるのだった。招待客に背を向けて話す尊大無礼、決めつけの口調と難解を装った語彙をもって、石原は、展覧会そのものをこっぴどくやっつける。たった今、案内付きで鑑賞してきたばかりの展示がよほど退屈だったのだろう。「今日ここに来て、なにかすごいものが見られるんだろうと思っていました。ところが、実際は何も見るべきものはなかった。」イヤホーンで同時通訳を聴きながら、ベルナール・フォルナスはぐっと息をこらえる。
しかし、東京において、これだけの作家を一堂に集めた現代美術展は過去に例を見ないことであった。コンゴのシェリ・サンバからフランスのジャン=ミシェル・オトニエルまで、アイルランドのジェームズ・コールマンからアメリカのデニス・オッペンハイムまで、イタリアのアレッサンドロ・メンディーニからアメリカ女性作家ライザ・ルーまで、12カ国から32人の作家たちが出品している。ライザ・ルーなどは、今回の企画を「芸術の国連」と評しているほどだ。カルチエ財団が20年前から収集にいそしんできた芸術作品のすべてが、空路、海路、気の遠くなるような取り扱い注意の気配りとともに、今回、ようやく東京に結集させられたのだったが・・・・・・。
札付きのナショナリスト――こうした文化の財宝も、石原慎太郎のお眼鏡にはまったく適わなかったらしい。「ここに展示されている現代美術は、まったくもって笑止千万なものである」と彼は付け加える。たとえば、先頃パリで人々の注目を集めたオーストラリアのロン・ミュエクによる巨大な彫刻作品「ベッドのなかで」も、石原には揶揄の対象だ。「ベッドのなかの巨大な母親像は、まるで赤ん坊のような目をしている。」ほかならぬ、この作品こそは、展覧会のポスターとカタログの表紙にも選ばれた目玉作品なのだ。
常々、ナショナリズムと朝鮮・中国への敵視の言説で知られる石原は(2004年にはフランス語をも痛罵した)、1999年以来、東京都知事をつとめる元・人気小説家である(1955年、日本のゴンクール賞に当たる芥川賞を受賞)。みずから余暇には絵を描いて過ごすというが、末っ子〔石原延啓〕とは仲違いしており、そしてその末っ子というのが、これまた折悪しく画家なのである。ここぞとばかりに彼が述べるところによれば、「見る者に説明を要する現代美術というのは無に等しい。」そして、最後のとどめのように、「日本の文化は西洋文化よりもよほど美しい。」会場内には衝撃が走った。一部には、これを冗談と受けとめ、笑い声を上げる人もいる。しかし、多くの人々は憤慨をあらわにした。
席に戻って天井ばかりを凝視している東京都知事に続いて挨拶に立ったのは、ベルナール・フォルナスである。彼は、一転して、今回の出展作家たちにさかんな讃辞を送った。挨拶のなかでフォルナスが、ジャン=ミシェル・アルベローラ、松井えり奈といった画家たちから、森山大道といった写真家まで、東京都現代美術館に展示されている作品を「重要な傑作」と評するにおよんで、会場から一斉に拍手喝采が巻き起こる。こうして、石原の主張も宙に浮いた格好となる。
posted by とちじい at 23:46| Comment(41) | TrackBack(3) | とちじい電撃冒険談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月06日

東京都知事選挙まであと32日

現東京都知事石原慎太郎氏について
-新しい歴史教科書が教える捏造の日本史より
tochizee01.gifバカどもが!!なに言ってやがんだ!この深遠なる国家の運命において、 水俣病のIQの低い人たちのように、人格があるのかどうかも疑わしい精神障害者たる存在においては、 君が代を歌わない公立学校教師は法を遵守する公務員としての義務があり処分は当然であるが、 知事であるワタシ自身は年金を納めず「憲法違反で結構でございます」と発言しても処分の対象とはならないことは自明の理であり、どこぞの田舎とちがって東京は首都だからインフラ整備に国が金を出し、 青島時代に決まった排ガス規制をワタシの実績として評価されるのは普通の国では当然であるのと同様変態強姦小説作家であるワタシが変態漫画を規制し、外務省の田中というやつが爆弾仕掛けられるのもあったりまえの話であるが、しこうして閉経した女性というのは、 文明が生み出した役立たずの悪しきババア的存在であり、○○さんのお母さんのように北朝鮮に拉致されてもバーサンであるがゆえに殺されるであろうところの存在として、 しかるに三国人によるその民族のDNAを発露するかのごとき犯罪行為は日本社会の資質を変えていくのであって、 日本が世界に対して行った解放戦争、固有の領土であるところの北方領土等いずれも靖国神社共々悠久の時の流れの中で 日本民族に脈々と受け継がれてきた精神文化の象徴なのである。わかったか、バカ共が!!
posted by とちじい at 22:46| Comment(3) | TrackBack(0) | とちじい電撃冒険談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

東京都知事選挙まであと34日

現東京都知事石原慎太郎氏プロフィール
-東京都公式ホームページより
tochizee01.gif
【生年月日】 昭和7年9月30日(1932年)
【家族】 妻、4男
【趣味】 ヨット、テニス、スキューバダイビング
【学歴】 一橋大学法学部卒業
【略歴】
昭和31年 「太陽の季節」により第34回芥川賞受賞
昭和43年 参議院議員初当選
昭和47年 衆議院議員初当選(以後連続8回当選)
昭和51年 福田内閣 環境庁長官
昭和62年 竹下内閣 運輸大臣
平成 元年 自由民主党総裁選に立候補
平成 7年 議員辞職
平成11年 東京都知事 当選(1期目)
平成15年 東京都知事 当選(2期目)
空疎な小皇帝―「石原慎太郎」という問題空疎な小皇帝―「石原慎太郎」という問題
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 空疎な小皇帝―「石原慎太郎」という問題
[著者] 斎藤 貴男
[種類] 文庫
[発売日] 2006-08
[出版社] 筑摩書房

>>Seesaa ショッピングで買う
posted by とちじい at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | とちじい電撃冒険談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

東京都知事選挙まであと42日

石原慎太郎東京都知事2005年7月15日記者会見
-東京都公式ホームページより
tochizee01.gif【記者】先日ですね、去年10月の知事の発言の「フランス語は数を勘定できない言葉で、国際語として失格しているのはむべなるかなという気がする」とおっしゃったことに対しての提訴がされたんですけれども、それに関するコメントというか、ご感想を聞かせてください。
【知事】何でも裁判にすればいいってもんじゃないと思う。この中で、大学でフランス語を学んだ人、いる? 手を挙げてごらん? じゃ君さ、20、30、40、50を勘定してごらん。
【記者】おっしゃっているのは、あれですよね。
【知事】20、30、40って何て言う?
【記者】ヴァン…、ヴァン…、20がヴァンですよね。
【知事】しっかりしてくれよ。それで? 40は?
---------中略---------
【知事】それと11だな。4つの20と11。これはやっぱり困るんじゃないの。普通だったら、フランスのかつての植民地、例えばタヒチなんか行くと、向こうの原住民はよっぽど合理的で、ソワサント、その後ね、サンク、スィス、セット、ユイット、ヌフ、ディスでしょう。つまり、70=セタントとか80=ユイッタントという言葉を彼らがつくって言っているのよ。ね。だから82のときは、4つの20と2なんて言わないの。
 僕は、フランス人というのは自分の国語に非常に沽券を持っていてね、かつてアカデミーで、コクテール(カクテル)という世界中に普遍してきた言葉がフランス語として妥当かどうかというのを10年ぐらいかかって議論した。これはまあ、一つのプライドかもしらないけどね。 例えば、電話はこのごろプッシュホンになったよね。昔みたくダイヤルをぐるぐる回すのは別だけど。プッシュホンでポンポンと押していくときに、「ちょっとそこで読み上げてもらいたいんだけど、何番?」と言ったとき、例えば局番が91というときに、カトル…で4を押しちゃったら、もうだめなんだよ。ちゃんと聞かないと。4つの20の11と言ったらね、つまり全部聞かないと。こんな言葉はやっぱりあかん。
 だから、かつて外交官の公用語としてフランス語というのは幅をきかせたけれども、世界が狭くなっていろいろな問題が出てきてね。特に非常に国際関係で重要な要因である科学技術の討論をしたり協定したりするときに、非常に厄介なんでね。そういうことからだんだん外れていったんですよ。
 私はね、フランス文学が好きで、フランス語が好きで、本当は京都大学の仏文に行こうかなと思ったら親父が死んだんで、公認会計士になりなさいというので、違う大学に行ったんだけどね。リラダン(ヴェリエ・ド・リラダン:フランスの作家)なんて、まあ人が読まなかったことも私は読んでいて、当然訳したことはある。齋藤磯雄さん(仏文学者)の名訳がありますがね。
 それから、まあ、死んだ村松剛君(文芸評論家)と仲よかったし、マルロー(アンドレ・マルロー:フランスの作家、政治家)が来たとき私がアテンドしたりね。私はフランス文化、非常に愛着もあるし尊敬もしているけどもね。こういう時間的、空間的に狭くなった世界で、フランス語の厄介さというのはだんだん疎外要因になってね。結局、私があの問題のことを話したのは、たしか首都大学東京の改革に反対している先生の多くは語学の先生だった。調べてみたら、8〜9人かな、10人近いフランス語の先生がいるんだけど、フランス語を受講している学生が1人もいなかった。ドイツ語の先生が12〜13人いてね、ドイツ語を受講している学生が4〜5人しかいなかった(※)。たしか、正確な数字は忘れましたけれども。私は、ある慨嘆を持って報告を聞いたんだけども。
 まあこれはね、イギリスが十進法と十二進法のペンスとシリングですか、ああいう通貨の使い分けをしていて、非常にその周りが不便でね。外国から言われて、結局十進法に統一したんでしょうかね(※)。やっぱりそういう努力を、国語の改革というものにも施さないと、言語そのものが、何か不便さで忘れられていくというのは非常に残念な気がいたしますね、私は。
 ということを申し上げたので、フランス語の先生たちはうっぷんやる方ないかもしらぬけれども、それだったらフランスの政府に文句を言ったらいいんでね。まあ、政府がそれをどう受けとめるか知らないけれども。私はフランス語を愛し、フランスの文化を愛した人間として、先進国の東京の首都大学で語学に対する学生たちの需要というのも、フランス語に関しては皆無に近いということは、残念だけじゃなしに、フランスもそういう事実というものを認めて。私は、それから先どうしろこうしろと言う資格はありませんがね。
 ただ、本当に繰り返して言うけど、タヒチとか、かつてフランスの属領だったところ、今でも植民地かな、あそこに行くと原住民たちは実に合理的にフランス語を変えて使っていますよ。セッタント、ユイッタントということはフランスでは使わないんだけどね。私は、それが生きている言葉だと思うけどね。
 はい、どうぞ。
【記者】その続きで申しわけないんですが、言葉も文化であるということを考えますと、知事がフランスの文化も愛されているということを考えると、ちょっと、パリの市長が日本語について語られたら、やはり私たちも余りいい気持ちはしないのと同じように思うのではないかと。
【知事】いや、批判が当たっているか当たっていないか、真摯に考えるべきじゃないですか。現に、隣の中国なんか、私たちが愛着している漢字というのを合理化して、学びやすい形で、文字というのは普遍していますよ。これに対して、漢字に郷愁のある日本人は「あれは野蛮だ」とか言うかもしらぬけれども。しかし、片方で一理があるんでね。私は、言葉ってのは、かつてのままに踏襲されるものじゃなしに、生きているものですからね。それが文化ってことですよね。
 はい、どうも。
(テキスト版文責 知事本局政策担当 細井
posted by とちじい at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | とちじい電撃冒険談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月19日

東京都知事選挙まであと47日

現東京都知事石原慎太郎氏について
-フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」"石原慎太郎"より
tochizee01.gif人物像

政治的には新保守主義的スタンスをとる。石原の持ち味とされる、毅然とも倣岸ともとれる態度や、斟酌ぬきの大胆な発言は時に多くの支持を得る一方、近隣諸国の民族・文化を殊更に否定、ないし揶揄する発言が非難を浴びたり、時としてその発言がきっかけとなって訴訟にまで発展するなど、常に要職の地位にありながら舌禍に発展すること枚挙に暇がない。
江藤淳が石原の人物評として遺した「無意識過剰」なる端的なフレーズは、石原本人も「言い得て妙」であるとして、現在では自己の性格を表す際に石原自らが頻繁に用いるところともなっている。その一方で、反石原陣営においては、これまでに石原が惹き起こした数々の舌禍事件を揶揄する際のフレーズとして、この「無意識過剰」がしばしば常套的に用いられることがある。
アジア系在日外国人やフランス人、及びそれらの文化を否定・揶揄する発言をしばしば行ううため、フランス語教育関係者は会見を行い猛反発したこともある。2005年の国連人権委員会では特別報告者のディエヌから「外国人差別的な東京都知事の発言に日本政府がどういう立場を取っているのか、説明を求めたい」と苦言を呈されている。また自分の言動に関しては、どんなに非難されても基本的には謝罪をしない。
ジェンダーフリー問題を巡り、リベラル・左派勢力やフェミニストとは犬猿の仲で日常的に応酬し合っている。 男尊女卑の観点をうかがわせる「女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です」「きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害」という発言をし、裁判に発展している。(いわゆるババァ発言事件)
性の問題については「太陽の季節」などの小説で奔放な性を描き、自著で明かした様にかつて自身もベトナムで買春行為を行うなど自身は自由な性行為を行っており、都政でも未成年者の性交を禁止する条例案には疑問を示していて、必ずしも保守派と同じ歩調を取っているわけではない。
『「NO」と言える日本』を出版するなど、アメリカ嫌いが有名である。だが、米国がブッシュ政権になってから批判を止め肯定的になっているといわれる。
中国に関しても石原は嫌いであったが、最近は「北京オリンピックを(自分の目で)見に行きたい」など中国に対し歩み寄りを見せている。
北朝鮮による日本人拉致問題が公になって以降は強硬な発言を繰り返し「僕が総理大臣なら、拉致された日本人を取り戻すためなら、北朝鮮と戦争をおっぱじめるよ。」「本当をいうと、(日本から先制攻撃できないので)北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込んでくれたらいいと思っている」とあるように、北朝鮮に対してはタカ派的・好戦的な姿勢を取る。北朝鮮の体制転覆のためならノドンミサイルが日本の大都市に落ちて日本人がある程度死んでも構わない、という主張をしている。(京都に落ちれば数千人程度で済むと主張している)そのため、一部の保守派からもさすがに言い過ぎではないかとの声がある。
天皇に関しては、「昭和天皇は戦争責任を取って退位すべきだった」と過去に発言したことがあり、またオリンピック誘致活動において軽々しく皇族の協力を仰ごうとするなど、天皇ないし皇室の置かれた地位の特殊性に対する慎重な配慮を欠いた言動を行なうことがしばしばある。今上天皇へ皇居のライトアップを奏上したことを公表し、宮内庁に咎められたこともある。
これに関連して、エピソードの項にもあるように、日本国における天皇の存在をとりたてて重視することのない石原と、極度なまでに純粋な天皇主義へ傾斜していった三島由紀夫とでは、国家・天皇・天皇制に対する根本認識が大きく異なることを根拠に、生前の三島と仲が良かったとする石原の発言を現在でも疑問視する見解が多数存在する。それゆえ、鈴木邦男らに代表されるいわゆる新右翼陣営から「天皇を尊重しない似非国家主義者」として強く批判されている。また、選挙時の対立候補(新井将敬)に対する誹謗中傷行為に加担したとして、民族派右翼の象徴的存在であった野村秋介を激怒させた過去も有しており(→エピソード)、このようなことから、石原のもつ国家ヴィジョン・政治スタンスについては右派陣営からの全面的な同調は必ずしも得られていない。
過去に「『君が代』は嫌い」と主張していたことがあるにもかかわらず(→エピソード)、石原都政下では都立学校の公式行事における君が代の斉唱と国旗掲揚の徹底を強行して、これに反対する教師を処分した。
天皇の靖国神社参拝を期待する発言を行なう一方、いわゆるA級戦犯の靖国合祀に関しては異議を唱えている。
「戸塚ヨットスクールを支援する会」を組織し、保守陣営からも批判的に捉えられがちな戸塚ヨットスクールの教育方針を全面的に支持している。殊に戸塚ヨットスクール主宰者である戸塚宏の「脳幹論」(戸塚ヨットスクールの教育方針の支柱をなす理論)に共鳴し、「今の日本人が弱くなったのは脳幹が弱くなったからだ。これは医学的にも証明されている」といった主張を産経新聞のコラム(「日本よ」)や自らが出演する数々のテレビ番組の中で一再ならず披瀝している。もっとも「脳幹論」は現在では一種の擬似科学とみるのが一般的な理解となっている。
中央政界の政変の度に石原首相待望論・石原新党構想などが保守系マスコミを中心として頻繁に取り沙汰され、国民的な知名度の高さも手伝って、一時は中央政界のキーマンと目されていたこともあった。しかしながら、かつての自民党総裁選の折、自派閥の領袖であり総裁立候補者でもあった中川一郎が自ら票集めに奔走する傍らで、参謀役であるべきはずの石原自身は裏で福田派との連携を模索するなどの過去の一連の反派閥的行動が災いして、中央政界内での人望がとみに薄いことでも有名となり、事実、中川没後に中川派(自由革新同友会)を継承はしたものの、派をまとめきれずにたちまち空中分解した(石原派は清和会に吸収)。 近年では年齢的な問題などから中央政界への復帰はもはや望み得ないであろうとされている。なお、ここで触れた石原の政治家としての力量の限界を指摘した秀逸なエッセイとして、石原と義兄弟的関係にある百瀬博教(詩人・作家)の『不良ノート上』(文藝春秋)所収「だから総理には…」(168頁以下)がある。
財政運営面では、財政危機に対応し人件費の圧縮や福祉・教育及び学術研究予算の削減を行うが、「東京から国を変える」をスローガンに自らの発案になる大型プロジェクトや臨海開発事業へは積極的な投資を行うのが石原都政の特徴である。銀行への外形標準課税(銀行税)の導入、浮遊粒子状物質(SPM)を減らすためのディーゼル車排ガス規制での硫黄除去装置導入、中小企業の支援のため1000億もの都税を投入した新銀行東京の設立、首都大学東京の開学など、全国に先駆けた政策は注目を浴びた。一方で、都財政に数千・数百億の損失をもたらすこととなった政策(新銀行東京の経営失敗や銀行への外形標準課税の敗訴、臨海副都心開発の失敗など)や、中途半端な段階のまま進行がみられなかったり断念した政策(横田基地返還、カジノ構想など)も多い。
就任から2007年まで週に2・3日ペースの登庁で、午後からの出勤も多い。知事公館は利用していない(民間に貸し付け)。自身や特別秘書らが飲食代として使った知事交際費の総額が7年間で約1615万円に達したり、四男をめぐる問題などの疑惑もある。
首都機能移転には強硬に反対している。
首都大学東京・新銀行東京・大江戸線・心の東京革命など、作家の感覚からネーミングを提案している。
特別会計や監理団体なども含めた東京都の連結での負債(借金)は、バブル経済崩壊とその後の景気低迷の影響による都税収入の落ち込み、鈴木俊一元知事以来の臨海副都心開発の失敗などにより2006年度末に17兆円を突破しており、都民一人当たりの負債額は約140万円と共に全国最多であり、特別会計や監理団体の財政は厳しい。
都知事として二度目の東京オリンピックの開催を実現することを選挙公約とし、知事二期目は東京オリンピック誘致をテコにした大型開発拡大の姿勢を強めている。
鈴木俊一元知事以来の第三セクターによるバブル崩壊後のお台場の臨海副都心開発計画は大赤字を出して行き詰まっていたが、石原知事は事業推進の立場に立っている。当選直後の1998年度には第三セクター三社に対して270億円の財政支援をおこなう計画を追認、さらにはビルの都による借り上げ支援や土地代の減免、収益事業の丸投げなどさまざまな支援策を継続した。その後も投資は継続され、「首都東京の活力と創造力を生み出す新しい重要な事業」として投資や土地の提供など就任後の7年間で2兆5000億円(2006年まで)も費やした。これに対しゼネコン・ハコモノ重視の土建屋行政という批判がある。
2006年5月12日には東京テレポートセンター、東京臨海副都心建設、竹芝地域開発の3社の第三セクターは財政破たんし、最終的な負債総額は3668億円と確定した。
メリハリの効いた予算編成という見方もある一方で、福祉の削減・弱者切り捨ての傾向、土建屋主導の予算編成であるという批判もある。
十分な準備・調査をせず他人に耳を貸さない強引な手法が仇になることが少なくなく、その政治手法には疑問の声もある。
二度目の東京オリンピックの開催を実現することを選挙公約としているが、2008年北京オリンピックのすぐ後にまたアジアが選定される可能性は今までのオリンピック史からもほとんど有り得ないので、単なるゼネコン票対策の税金の無駄遣いだと批判を受けている。
側近であった浜渦武生を東京都副知事に据えた際に専横を許してしまったこと、内規を越えた高額な外遊費を使っても全く悪びれないこと(→都政の私物化問題)、四男で画家の石原延啓に東京都の仕事を回したこと(直接口利きをしたことも2006年12月16日のテレビ生出演で認めた)など、公私混同あるいは身内厚遇(縁故採用)の傾向も否めず、常に論争の種となっている。
首都大学東京開学に関して旧都立大関係者から批判を受けている。
東京都の職員のみならず国の職員や東京都民からも「石原都政となってからは周囲に目を配らず、上ばかり見て仕事をする人間が増えた」という声があり、権力構造が強化され組織がより硬直化・官僚主義化したとされる。
国民的人気に裏打ちされた巨大な集票力や、親米保守系企業グループであるフジサンケイグループのバックアップを背景とした強力な指導力は、短期間での政策実現を可能にする一方で、極端なトップダウン構造でボトムアップの意見集約が機能しないという非民主主義的な弊害も生んでいる。
事業の状況を限らない外形標準課税の導入に関する政府・国会内の議論を活発にし、また地方の財政問題に関する問題意識を高めたとの評価もある。
首都機能移転反対に関して、1990年に衆参両院で可決された「国会等の移転に関する決議」を「ばかな決議」と批判し、当時から衆院議員として反対していたと述べたが、新聞社の写真により実は採決で起立し賛成していたことが発覚し、矛盾点を批判された。
2003年に都知事主導で東京都が策定した東京発金融改革を旗印に『資金調達に悩む中小企業を救済すること』を理念として新銀行東京を設立。都税1000億を投資したが、毎年大幅な赤字を出しているため、2006年9月までに累積赤字は456億円に膨らみ、投資された1000億円もの都税の半分近くがすでに消滅している。また、本来は中小企業を救済するはずだったが中小企業向け融資は1225億円で貸出金全体の約52%にとどまっている。
米軍横田基地の返還、軍民共同利用を公約とするが、現在までにあまり進展はみられていない。
一定規模以上(資金量の残高が5兆円以上)の大手銀行を対象に、5年間の時限措置として外形標準課税を導入した(いわゆる銀行税)。しかし銀行側は「狙い撃ち」と反発し訴訟に発展、東京高裁は銀行への課税自体は合法と認めた上で、税率負担の水準が今回の場合高すぎるとして違法と判断、都側は事実上敗訴した。平成12年度から15年度までの銀行税収入は3173億円にのぼったが、銀行側と税率引き下げを条件に和解し年率4.1〜4.5%という還付加算金123億円を含め2344億円を返還、結局銀行税導入に伴う都の収入は同税導入以前の水準とほぼ同じ829億円にとどまった。還付加算金の発生、また銀行税導入と同時期に行われた固定資産税等の減免などを考慮に入れれば都の財政はかなり苦しくなったといえる。
一方で、事業の状況を限らない外形標準課税の導入に関する政府・国会内の議論を活発にし、また地方の財政問題に関する問題意識を高めたとの指摘もある。実際、その後国は外形標準課税の一部導入を決定、自治体でも独自課税導入の動きが活発化した。
また、課税導入の決定がごく少数の幹部による密室審議で行われたことや、銀行との和解に至る情報が議会に知らされなかったことなど、政策決定過程の不透明さが批判された。
税収を増やすためにお台場カジノ構想を提案していたが、国会による法改正を必要とするので、実現見通しが立たず2003年に正式に断念を発表。
「まったく新しい大学をつくる」という公約を掲げ、東京都立大学を改組し首都大学東京を開学。都からの一方的な政策に対し大学教員側が反発、教授を含めた教職員の一部が大学を去り、他の有名大学へ移籍した。
青島都政の政策を引き継ぎ、ディーゼル車への粒子状物質排出規制を首都圏の他の自治体と共同して行った。これに関連して、環境汚染の原因になるだけではなく脱税の温床となっている不正軽油の撲滅に強い意欲を注いでいる。
ディーゼル車は二酸化炭素排出量が同等のガソリン車に比べ2-3割少なく、環境対策が進んでいるEU諸国ではディーゼルエンジンを「環境に優しい」と評価し、税制優遇を行い、ガソリン車よりも普及している。都側はEU諸国に比べ日本は肺がんの原因となる粒子状物質の規制が遅れており、ディーゼル車の燃料となる軽油に含まれる硫黄分の度合いも、EU諸国の利用する北海産に比べ日本の利用する中東産は高いと主張して規制に踏み切ったが、ディーゼル車に対する過度の規制や、殊更にディーゼル車を悪者視するかのようなパフォーマンスは地球温暖化対策に逆行するという見方もある。
新進・若手芸術家の育成を図る目的で「トーキョーワンダーサイト」を設立。既成の都文化施設では石原都政下予算を4〜5割減らしたのに対し、新しく設立されたトーキョーワンダーサイトは予算が8倍以上増え、現在最も多額の予算を割り当てられている文化施設となっているが、家族や知人を運営に参画させたり事業計画・予算決算が不透明であるなど、公私混同の疑いを指摘されている。
2006年11月、「海外出張旅費の支出が条例の規定を大幅に上回る多額であること、それらが私的観光で妻の旅費も公費で負担させていたこと、それと四男が都の外郭団体の委嘱を受けて海外旅行をした」ことがしんぶん赤旗に掲載され、トーキョーワンダーサイトの問題も含め「不明瞭な支出、同族経営」と批判を受ける。定例記者会見でこれに対し「報道は共産党の情報操作によるものだ」と反論。一部の記者から「我々は共産党の尻馬に乗って報道しているわけではない」と応酬された。この件は朝日新聞・東京新聞も疑問を提し続けている。
新銀行東京は中小企業支援が主目的のはずだったが中小企業向け融資は1225億円で貸出金全体の約52%にとどまっているなど資金繰りに苦しむ中小企業の支援という設立目的が揺らいでおり、主に三男石原宏高の地盤の品川区と大田区の企業に融資していたことから身内の選挙対策ではないかと言われている。
私的な飲食に公費を流用したとして、2000年6月から2003年12月まで78件の飲食費支出は違法だとして計1,194万円の返還を求め、葛飾区の「税金を監視する会」の石田千秋代表(同区議)ら市民団体が知事を提訴していた。判決が違法支出として認定したのは、2003年6月、東京都中央区築地の高級料亭で石原知事、棚橋都参与ら8人の会食計341,992円、2003年3月石原知事、高井英樹特別費書、民放テレビプロデューサーの3人が中央区銀座の割烹料理店で行った会食計58,065円の計約34万1000円の飲食費を支出した2件である。78件中67件は住民監査請求の期限が過ぎているとしたり、残りの9件については棄却した。2007年1月30日、東京地方裁判所の鶴岡稔彦裁判長は2件分の計約40万円については「社会通念を逸脱する違法な支出にあたる」と認定し、石原知事と特別秘書に同額を都に返還するよう命じた。原告側は違法認定されなかった76件については控訴すると表明。石原知事は控訴する方針。
石原慎太郎主導で2007年から始まった東京マラソンに関して、石原慎太郎の次男である石原良純はフジテレビからスペシャルサポーターとして現場での司会と選手などへのインタビューを担当した。石原良純は今回の出演を依頼される以前に石原慎太郎都知事から「何かあったら広報として力を貸してくれ。頼むよ。」と言われていたことをフジテレビの広報ページで語っている。[1]石原都知事の身内からの起用に関して、都知事とフジテレビとの不透明な関係性を批判する声がある。
2001年11月2日、ホテル税の実施を表明した。これに対し鳥取県の片山善博知事からの「他人のふんどしというか、自分のところの住民以外の人から負担を求める税制だ」との批判に対し「事の何たるかを理解しないで、恥をかくのはてめえの方だ」と発言した。
治安低下に強い危機感を抱いて警視庁警察官の大幅増員を行うと共に、過去に例の無い東京都一般職員の警視庁への人事異動も敢行した。特に、増加している不法滞在の外国人による凶悪犯罪を問題視している。しかしヘイトスピーチに基いたものもあり朝鮮人の辛淑玉に徹底的に反発された事がある。治安が“本当に”低下しているかについては、2005 年に辞任した久保大・治安対策担当部長が異議を唱える『治安は本当に悪化しているのか』を出すなど疑問の声もある。
ジェンダーフリーに対して否定的な見解を有し、東京都の教育現場でこの言葉を用いることを禁じた。
横山洋吉教育長を通じて都立学校の入卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱を徹底。2005年にはこの件で処分を受けた教師から刑事告訴され、2006年に東京地方裁判所で憲法違反との判決を受ける。都は東京高等裁判所へ控訴中。
2000年9月3日(日)、防災訓練「ビッグレスキュー東京2000」を行ったが、自衛隊の活動を前面に出し(銀座の中央通りに軍事特殊車両である装甲車を走らせた。消防の救助隊員が人一人背負ってのロープ降下を実演したのに対して自衛隊員は単独降下だった 警官と消防士を合わせた数より自衛官の数のほうが多かった)、“これでは戒厳令の演習だ”と一部から批判される。
2004年、東京都青少年の健全な育成に関する条例における青少年の性行動を規制する条項の新設の問題に関して、「性の問題はプライベートな問題」「私は『太陽の季節』だから」と規制に慎重な発言をした。淫行からの青少年保護について2005年に淫行処罰規定が設置された。
ゴルフ場でパターを投げつけたら反撃にあったという私怨から、カラス駆除を実施するが効果が挙げられなかった。
都知事へ就任後も公約どおり毎年8月15日には靖国神社へ参拝している。
老朽化のため、整備計画が進行中であった築地市場を江東区豊洲への移転計画を発表。2012年を念頭に移転計画を進行中。ただし、移転計画先のガス工場跡地の土壌に大量の有毒物質が含まれることが発覚し、移転反対運動が起きる。また、移転後に仲卸のスペースが現在より狭くなることも発覚しているが都の具体的対応や説明は全くない。
2006年4月28日の知事記者会見で、2016年の東京都へのオリンピック招致を言明。 現在、招致活動を展開中である。
2006年12月20日、2016年オリンピック招致委員会に、皇太子夫妻を名誉総裁として招聘するつもりである旨発言。
posted by とちじい at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | とちじい電撃冒険談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月17日

東京都知事選挙まであと49日

現東京都知事石原慎太郎氏プロフィール
-東京都公式ホームページより
tochizee01.gif
【生年月日】 昭和7年9月30日(1932年)
【家族】 妻、4男
【趣味】 ヨット、テニス、スキューバダイビング
【学歴】 一橋大学法学部卒業
【略歴】
昭和31年 「太陽の季節」により第34回芥川賞受賞
昭和43年 参議院議員初当選
昭和47年 衆議院議員初当選(以後連続8回当選)
昭和51年 福田内閣 環境庁長官
昭和62年 竹下内閣 運輸大臣
平成 元年 自由民主党総裁選に立候補
平成 7年 議員辞職
平成11年 東京都知事 当選(1期目)
平成15年 東京都知事 当選(2期目)
空疎な小皇帝―「石原慎太郎」という問題空疎な小皇帝―「石原慎太郎」という問題
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 空疎な小皇帝―「石原慎太郎」という問題
[著者] 斎藤 貴男
[種類] 文庫
[発売日] 2006-08
[出版社] 筑摩書房

>>Seesaa ショッピングで買う
posted by とちじい at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | とちじい電撃冒険談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月16日

東京都知事選挙まであと50日

石原慎太郎東京都知事2007年2月2日記者会見
-東京都公式ホームページより
tochizee01.gif冒頭、私から三つほど申し上げます。まず、東京大マラソンでありますけども、いよいよ開催日の2月18日が迫ってきました。この大会の特徴は、ランナーの規模や制限時間ばかりでなく、最新技術の活用などによりまして、走る方だけではなくて、眺める方も聞く方も、最新技術を活用しまして、これまでのマラソン大会のイメージを変える大イベントを実現していこうと思っていることです。例えば、ランナーがICチップを靴などに装置することによって、ご当人だけではなしに、家族の方とか友人が、パソコンや携帯電話で5キロごとの通過タイムを確認できるサービスを提供します。(靴を示す)この靴のここについてるICタグですね。これが5キロごとの地点の通過をちゃんと時間を計算して記録していく(※)。

※ICタグを使って5キロごとの通過タイムを計測する。パソコンや携帯電話にアクセスすれば、全てのランナーの通過タイム等の情報が得られる。

 だから、自分もどういうペースでどれだけの距離をどこまで走ったかというのが分かるわけでして、東京ではないんだろうけども、今までもそういうマラソン、いわゆる市民マラソンではね、途中抜けて、電車に乗って先行って走るような人もいないでもないらしくて、昔のオリンピックは特にあったみたいですけど、そういうことは一切できませんから。これによって、応援する方々も、地下鉄などを使って途中の応援ポイントやフィニッシュ地点で自分が応援している身内のランナーを的確に出迎えることができるようになります。

 また、日比谷公園のイベント会場では、都のベンチャー技術大賞の奨励賞を受賞しました、骨ですね、骨伝導式のヘッドホンを使いましてね、これは聴覚に障害のある方も、ボランティアによる実況中継を聞いたり、周囲の応援の雰囲気を体感することもできるようにしました。さらに、視覚障害のある方もね、ラジオを持って展示ブースに近づきますと、音声情報を聞くことができるようにするなど、障害者も参加しやすいさまざまな工夫を凝らしております。

 もう一つ、特筆は、この東京マラソンには、1万人のボランティアが大会の運営イベントに参加する予定であります。これは、募集しましたら、もう嬉しいことに、たくさんの方々が応募してきた。3,000人の方はお断りしたという実態でありますが(※)、いずれにしろ3万人ものランナーが走る大規模な大会で、ランナー、観客あるいはボランティアと、これほど幅の広い人々が一体になって参加できるマラソン大会は、日本でただ一つだと思います。沿道やフィニッシュ地点では、伝統芸能や大道芸、サンバ、おみこしなど、華やかな応援イベントを実施するので、多くの都民の皆さんにも、東京大マラソン祭りを楽しんでいただきたい。

※現在、できるだけ多くのボランティアの方々に参加していただけるよう、配置等を検討しているところである。

 先日やりました知事と討論するビッグトーク(東京ビッグトーク:平成19年1月31日実施)で、高橋Qちゃん(高橋尚子:マラソン選手)を育てた小出(義雄)監督がね、あの方に、私、言われて、「何とかとにかくマラソンランナーに銀座を走らせてもらいたい」というので、「なるほどな」と思ってやっと実現したんですが、小出さん、またいろんな面白い意見というんでしょうか、これから起こるマラソンの解説などを聞かされたんですけどね、とにかく遅い人は7時間かかって走るわけだから、7時間までは警察も協力してくれるので。7時間、やっぱりね、走ったり歩いたりすると疲れますわな。それで、要領がね、あの会場にいらっしゃれなかった方で参加する素人のランナーに、これをついでに申し上げますとね、へとへとになったらだめだ。その、「ああ疲れてきたな」と思うときに立ちどまってね、ぶらぶら歩いたりね、それから整理体操をしたりすると、また活力が出てくるんでね。へとへとになってからでは幾ら頑張ってもだめなんです。それから、そういう人たちのために、7時間走るわけですから、途中、屋台なんかを設けましてね、おでん食べたり焼き鳥食べたりしながら走り続ける。そういう便宜も提供いたします。

----------中略----------

3.「知事交際費」の改善策について

【知事】続いて、いろいろ問題になっている知事交際費の改善策ですけども、新たな政策の立案、実験や懸案などの解決のために、必要かつ適切な人物と会い、専門的な知見を得たり情報収集することは当然のことですし、またそれがなくては合理的に行政を進めるわけにいきません。他のセクター、特に国との関わりもそういうことですが、ただ、相手との信頼関係を維持するために、また政策形成に支障を生じさせないために、明らかにできない部分はあることも否めませんが、こうした会合を含めた取り組みは、後々実を結んで都政に生かされてきたと考えています。今回の判決は、こうした都の主張の多くが受け入れられたものでありました。ただ、5万円と30いくつ(約35万円)ですか、合わせて40万そこそこの額が問題になって、これはまあ控訴いたしますけども、これも私は都のために持った会合であるので、私なりの所信というのは持っていますけども、それは控訴の過程で披歴いたしますが、私が知事になって、「交際費の無駄遣いが増えた」と言われてるようですけど、絶対にそういうことではありません。これは、鈴木(俊一)知事、青島(幸男)知事のころの交際費の年間平均支出額というのを比べていただければわかることで、以前は、慶弔費、お祝いとか弔問ですな、そういった儀礼的な支出が多かったとも聞いていますが、現在は、そういうことよりも、都の政策形成に役立つような使い方をしておりまして、平均支出も、かつての時代に比べて2分の1から4分の1になっているはずです。これまでも適正に支出を行ってきておりますけども、いろいろ誤解を招いているようなので、改善すべきは改善して、今後は透明性の向上を徹底して図ることにいたします。具体的には、知事交際費の執行状況をホームページで全面公開しますし、ただし、これまでの相手方の了解を得ていないこともあり、公開は2月分からといたします。公開の具体的な方法については報道官から説明いたします。

 私から申し上げることは以上です。質問があったらどうぞ。


質疑応答

【記者】大気汚染訴訟のことなんですけれども、国が原告との協議に応じる意向だということで、ただし、排ガス規制などの環境の関係だけで、医療費助成には否定的、このことについて知事はどのようにお考えですか。

【知事】これはですね、一種の言い逃れだと思いますね。公害対策は裁判とは本来関係なくて、国が当然やらなくちゃいけないことだと私は思います。つまり、その根底になる文明批判というものがなかったから。繰り返して申しますけれども、モータリゼーションの到来は自明のことですしね、そういったものを勘案して環境問題を考えてこなかった。それはね、私は、実は、水俣(病)ですね、環境庁(長官)をやっているときに痛感いたしましたけども。ということで、国はですね、国の不作為の責任というものを十分考えて、やっぱりこれに対処すべきだと思います。

【記者】原告との協議には応じるというようなことなんですけれども、これは一歩進んだということになるんでしょうか。

【知事】協議っていっても、いろんな協議、原告側の要求もあるでしょうからね。原告側の要求というのは補償ということでしょうから、私は、やっぱりその問題に触れてこない限り、その話し合いが話になると思いませんけどね。

【記者】それから、もう1点、柳沢厚生労働大臣の「女性は産む機械だ」という発言についてなんですけれども、この発言について知事はどのように思いますか。

【知事】まあ、人の言ったことだしね。それから、やっぱり前後の文章を読むとね、何か話しながら、そう言っちゃ何とか、「ごめんなさい」とか言ってるんでね。要するに、例えの仕方が悪かったし、彼は彼なりにね、要するに、「男には子供を産む能力がないんだからね、女性一人が結婚されたら、できるだけお子さんをたくさん産んでほしい」という要望を、ちょっと短絡的に言い過ぎたんじゃないかと思うけども。その責任の所在については、やっぱり国会が決めることですから。

【記者】先ほどの知事交際費の開示についてなんですけれども、情報公開については、知事の初当選時からの公約の1つでしたし、ちょうど2年前の記者会見でも、インターネットで開示を検討するとおっしゃっているんですが、どうしてこんなに時間がかかってしまったのか、その理由をお聞かせください。

【知事】それは要するに、瑣末(さまつ)とは言いませんけどね、これはもう事務方がたくさんいるんでね、そこまで私、目を通せませんし、そのための特別秘書もいるんですからね、そことの話し合いでその識別というのは当然してくれるというふうに思ってましたけども、こういう事態になって非常に私自身も残念ですし、反省もしてますけども。だから、もっと緊密に。私がいちいち回ってくる伝票に目を通すわけにいかんでしょう、それは。だから、「この会合はどういうものですか」と言われたら、「こういうものでした」と説明して、あとは事務方がそれを酌量してくれればいいんだよ。その判断にご不満の方もあったみたいだから、訴訟ということになったんでしょうけども、11件のうち2件だけが注意を受けた。これも、私たちは、こちら側にはこちら側の言い分もあるので、一応控訴しますけども。ということですよ。

【記者】2年前に開示するとおっしゃって、そのときには事務方に指示したんだけれども、事務方がその後サボったということなんでしょうか。

【知事】いや、それはわかりません。事務は事務で一生懸命やってるでしょうし、事務方も変わりますしね。だから、私と特別秘書を通じての、何ていうのかな、この問題に関する意思の疎通が必ずしも円滑にいってなかったので、つまり、こういう誤解というか、不本意な結果が生じたんでね。要するに、この問題で訴訟というのは初めてのことですから、やっぱりこれをもって手綱を締め直して、都民の要求に応え得る、誤解を解くための十全のことをしようと思ってますけども。

【記者】知事、今度、青梅マラソンのスターターに初めて行かれますけれども、この話が決まった経緯について聞かせてください。あと、東京大マラソンと青梅マラソンの日程のバッティングで、当初、地元の反発なり戸惑いなりもあったようですが、それについてはどう考えていらっしゃるでしょうか。

【知事】これはね、別に責任転嫁するつもりはないんですけどね、こういうことは私たちも素人ですしね、初めての試みなので、陸連なんかとも当事者が随分連絡とったはずですが、陸連は直接青梅マラソンにかんでいないのかな、「どうぞやってください」ということで、私たちも、あいてる月ですからね、この2月に決めましてね、それで青梅の方から苦情も出ましたので、やっぱり時間もずらすのと、向こうはフルマラソンじゃないんでしょう。ハーフマラソンでしょう(※)。

※青梅マラソンの参加種目は30キロメートル及び10キロメートル

 そういうこともあってね、一つプレランという意味も持つんじゃないかと思って週をずらして、同じ月に開催することになりました。この了解は十分話し合って得てると思いますけども。それで、やっぱり東京マラソンも含めてね、両方出るっていう人も随分いますしね、それから、やっぱり一つのプレオリンピックのイベントとして毎年成功させていかなくちゃいけませんから、そのためにも、青梅市も含めて、青梅に参加するランナーも含めて、いろんな協力もいただきたいし、そういうことで、仁義を切りに私も参りましてね、青梅マラソン、伝統のあるレースですから、体感してきたいと思ってますけども。

【記者】大気汚染訴訟に話は戻るんですが、国の案では、環状7号線を1車線つぶして緑地帯にするというような話もあるんですが、現実的に、例えば渋滞との兼ね合いとかで知事はどう思われますか。

【知事】そんなばかなこと、東京の事情を知らないやつがね、役人がね、自分のセクションを抱えた上で言うことでね、そんなもの通用するわけないですよ。そんなことする前にだね、国がその気になって、首都というものの重要性を考えるなら、ペンディングになったね、大体、環境問題の前から問題になってるのに、凍結されてた外環道路を何で、要するに、環境の方から言い出して解除させないんですか。それから、圏央道だってね、この2つの環状線ができたらね、東京の環境というのははるかに良くなるわけですからね。だからね、ペットボトルのすすを見せて、これを減らそうと言ったけど、大分減りましたよ。だけど、もし二つの環状線がとっくにできてたら、あんなものはもっと、ディーゼルガス対策をしなくたって減ってただろうしね。これからますます、それに加えてね、環7をいじるよりも、二つの環状線を完成する方を急いだら、東京都の、東京だけじゃない、東京圏の大気の環境というのははるかによくなると思いますよ。そういう末しょう的なね、小手先の、目先のことをいじることで大きな物事を糊塗(こと)しようと思ったってだめよ、そんなものは。それこそメディアが頑張ってだね、「ばかなこと言うな」って言ってくださいよ。

【記者】関連で恐縮なんですけれども、大気汚染訴訟で、原告側は補償と謝罪という話をしておりますけれども、都としては、現行の新たな救済制度以外に、補償もしくは謝罪の観点から話し合いをするということはあり得ますでしょうか。

【知事】いや、謝罪ということなのか知りませんが、東京の大気汚染というのはね、私自身も実感してきたしね、自分の孫なんかのアトピーとか小児ぜん息を見てると痛感してるわけですからね。だから、つまり、決してセルフィッシュ(利己的)なモティーフ(動機)だけじゃないけども、そういう経験を通じてね、やっぱりこれは変えなきゃだめだということで、トラック業界にも頼み、石油業界にも頼んであのディーゼルガスの排気規制をやってきたわけですよ。それでかなり改善されたでしょう。モニタリングポイントでは松原橋もクリアされたと思うけど、年間、要するに、基準値を上回るポイントがなくなった。しかし、それでもなお、12万本あったあのすすが半分ぐらいになったけども、まだ減ってないわけでして、こういったものをやっぱり徹底することが、私は患者さんに対する1つの償いであると思うし、謝罪というか、要するに償いだと思いますね。

 やっぱりね、国がその気になってくれないと、本当に。何で首都圏でやって正しかった、結果がよく出たことが、大阪とか他の地域で起こらないんですか。もっと東京よりも過密な、汚染された大都市ってたくさんありますよ。そこで同じ訴訟が起こったらどうするんですかね。本当、おかしいと思うね、国は。はい、それじゃ。
posted by とちじい at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | とちじい電撃冒険談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。